プロフィール

 職人が大嫌いでした

代表取締役 矢口勝男
昭和40年宇都宮生まれ

私の生まれる1年前の昭和39年から父が沼田屋塗装をはじめました。
ですから生まれた時から職人に囲まれて育ってきました。

私の幼いころは、建築ブームなどもかさなり職人の世界は元気よくはなやいでいたような時代でした。しかし、そのころの記憶と言えば、弊社で働いていた職人達やそれ以外の職人達までも集まり、毎夜毎夜、飲めや、歌えのドンちゃん騒ぎ、職人(酔っ払い)の醜態など、悪い面ばかりでした。
どうやら弊社(兼自宅)は、職人達の溜まり場と化していたようです。

夜中の1、2時ごろまで、毎晩のように自宅でドンちゃん騒ぎがあるので、夜が来るのがものすごく憂鬱で、不安な毎日を過ごしていました。

うるさくてなかなか寝むれないのです。ドンちゃん騒ぎが終わり、やっとぐっすり寝ぬことができても、(飲み場所を、何件かはしごした後、また数人必ず戻って来て飲みなおすのです)それで目を覚ましてしまうのです。
そんなこんなで、日中はどうしても眠くなり、学校で居眠りをしては、先生によく怒られていました。
そんななか、家庭崩壊の危機も幾度となくありました。

毎晩の飲み代はこちらもちですから、仕事で稼いでも稼いでも支払いに消えてしまい、生活は楽ではありません、なにかと質屋さんにお世話になっていたようでした。

私は、ストレスのせいでしょうか、わずか小学一年生で胃のレントゲンをとるためバリウムまで飲んだほどです。結局原因はわかりませんでしたけど。

そんな環境で育ってきましたので、職人イコール酔っぱらいというイメージが、幼い私の心に焼き付いてしまい、大人になったら「絶対職人だけにはならない」と心に誓うようになりました。

誓いどおり、大学卒業後、地元の栃木銀行に入行、はれて銀行員となりました。そこで、愛する妻と出会い結婚、1男1女のかわいい子供を授かることもできました。
目に入れても痛くないような子供達です
銀行員を辞めさせた、母の一言

銀行に入行してから約4年がたったころ、久々に母にあって話していると、
「気のせいか、やたら、顔のしわが目立ってきている」のが気になりました。
すでに20年以上も、父と一緒に、女ながら屋根の上や足場のうえの高いところで作業し続け、太陽光をたくさん浴びているせいでしょうか、年齢より、かなり老けて見えたのです。
そんな母を見て「そろそろ仕事を辞めてもいいんじゃないか」と、母に聞いてみました。
すると母は、お客様から「ていねいによくやってくれてありがとう」といわれることが、なによりもうれしく、まだ辞めたくない、というのです。

私は「ヘー、そんなに喜ばれるものなんだ」「自分はそんなに人から喜ばれたことがあったろうか」と思い、母の一言が妙に心に引っかかり、それから、あれやこれやの自問自答の日々が続きました。

約1年後、妻に「銀行辞めようかな」とささやくように言ってみると。
普段はおとなしく、おしとやかな妻の顔が鬼のような形相に・・・・・
(妻の名誉のために言うと鬼のような形相は今までそれ1回だけです)

それから、ろくに話もしてもらえず2週間が過ぎようとしているころ
妻が「どうして辞めるの?」とようやく理由を聞いてきました。
私はそれまでのいきさつを話どうにか納得してもらえることができました。

母の言った一言をきっかけに、アレだけ嫌っていた職人の世界に足を踏み入れることになったのです。

母に教えられた 喜びの原点である(「ていねいによくやってくれてありがとう」とお客様から言われること)を会社のモットーにして、足場からアフターサービスまでを一貫して自社職人が行う直接施工で、品質と低価格にこだわった工事をして現在に至ります。





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